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2018年03月

つくってあそぼうあやつりにんぎょう!

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今年度最後のえんげきあそびは「つくってあそぼう あやつりにんぎょう」をやりました。

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みなさんご存知、美術家の林由未さんの絵本「つくってあそぼう あやつりにんぎょう」の付録に付いている操り人形の絵を使って、操り人形を作って遊びます。

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事前に絵を厚紙に貼って、切り取るところまでは作業を進めておいてくれたのはとても助かりました。
糸あやつりは難しかったなぁ〜!!先生方のサポートのおかげでなんとかかんとか。。。

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ダンボール劇場は僭越ながらわたくしめが作りました。
みんなテンション振り切れてるので写真がブレます。最終的には糸あやつり人形はからまりまくるわ、劇場ごとどこか遠くへ運ばれて、それをわらわら追いかける人の波が見えました。。。

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こんにちわ!こんにちわ!としきりに挨拶をかわすのでブレます〜。止まってはくれません〜。

それぞれの人形の操作とか、動かし方なんかは軽くお伝えしたのだけど、楽しいところだけチョイスしてあとは受け流していたな、みんな。
もっと遊び込むと一歩踏み込んで、動かし方だのお話の世界だのについて目が向くようになるかもしれないけど、今日はもうとにかく人形を動かすことに夢中!といった感じ。
製作については反省点多し。ひもや糸を結ぶ、という活動は日々の生活の中でいかにそういう活動をしてるかということと、あと、それぞれの手先の器用さにも関わるので、限られた時間の中でやるのは工夫が必要だったな、と。でもちゃんと仕上がれば複雑な動きもできるので、初めは簡単な人形から作ってみて、徐々に複雑なものに挑戦していくってのもありかなと思いました。
いやぁ、使える!この絵本!(宣伝です!きっぱり!)
福音館書店のかがくのとも2017年10月号のつくってあそぼうあやつりにんぎょう

2017年度のえんげきあそびはこれにておしまいです。今年度は私の産休も入ったのに、こんなにたくさんのえんげきあそびを、こんなに素敵な友達とたくさんできたこと、心から感謝です。
生活の中で演劇に触れる時間をこどもたちに提供できれば、と思って始めたえんげきあそび。音や、光を使ってあそんだり、風を感じる、とか、体を動かす、など、色々一緒に遊ばせていただきました。
もう少しうまくファシリテートできるようにはした方がいいかとは思いますが、「教える」という形にはなるべくならないようにしたいなぁと常々模索しています。どうやったらこどもたちを刺激できるだろう。どうやったらこの子のやる気スイッチを押せるだろう、どうやったらこの子の心の扉をノックできるだろう。そのコミュニケーションの連続だった気がします。正解もないし、目に見える効果や役に立つ何かが手に入るわけでもないのですが、面白いあそびを発見した時のこどもたちの目の輝きは、それこそが人間の可能性だと確信する程です。発展途上のこの挑戦に、場を提供してくれた、旭ヶ丘保育園のみなさま、ご協力くださった先生方、そしてなにより最高の友達みんなに、心から感謝を!ありがとうございました。

来年度も引き続き、あそぼう!!
楽しみにしています。

生活発表会てぶくろ@旭ヶ丘保育園

2月24日に、旭ヶ丘保育園で生活発表会がありました。
えんげきあそびの枠で10月から取り組んできた「てぶくろ」。遂に本番の日を迎えました。
作品を選ぶところから、配役、細かいせりふなど、なるべくこどもたちから出てきたものを拾いたいと、担任の先生とみんなと一緒に作り上げてきた作品でした。本番までは当日を楽しみにしている方にネタバレになってしまうこともあり、写真は出せませんでした。そして本番当日は私も演奏で作品に加わっていたし、先生方は手一杯、圭くんは出張中で、なんと本番の写真は一枚も撮れず・・・無念すぎる。
なので、本番直前のプリセットの写真だけ。

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舞台奥の幕を開けて舞台裏からの写真。
本番では取り入れられませんでしたが、不織布を雪に見立てて、ふわふわさせてみんなで遊んだ時間もありました。

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保育士の先生というのは、本当ーーーーーに、偉大です。
私が他の仕事に気を取られている一瞬のうちにこれだけの衣装、小道具を全て作ってしまいました。本来、保育士の先生がたのこういった仕事を少しでもお手伝いできたらと思っていたのですが、あまりの優秀さに・・・圧巻。

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私の一人芝居用の影絵素材も使ったり。

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トーンチャイム演奏隊も驚異の集中力でがんばりました。

本当に本当に貴重な体験でした。
自分の作劇でさえもあっちにぶつかり、こっちにぶつかりしながら、目をつぶって粘土をこねくり回すような時間を経てようやく作り上げるような私が、こどもたちと一緒に作品を作る・・・間違いなくカオスが立ち現れることでしょう、と我ながら思っていたのですが、担任の先生の涙ににじんだ目が私を奮い立たせてくれました。
芝居が始まったらもう止められないということ。一緒に舞台に立っている共演者と気持ちを合わせること。敏感にものを、見て、聞いて、感じること。
子供たちとお芝居について話す時、口走ったあとに自分がハッとするような瞬間ばかりでした。学び直す、というか、生き直す、というか。。。
彼らと過ごす時間は、自分と向き合う時間だな、と。彼らとともにこの作品を体験することで一緒にたくさんの問いを乗り越える時間でした。むしろ彼らの中にははじめから、天然の正解が無数に存在していて、その扉をひとつずつノックすると「ほらやっぱりね!みんな、すごいよ!」っていう瞬間の連続でした。
彼らが舞台に立つその自然な姿は、いつも、どの現場でも胸打たれるのですが、かける言葉なんか何も必要としてない。彼らそれぞれが、自分らしくその場に存在するだけで、そしてただただひたすら懸命にその場で自分の役割を果たそうとするだけで、もうこれ以上ないほどエネルギッシュに輝いて見える。エネルギーの塊。生命そのもの。『指導』なんておこがましいことはそもそもできませんが、私がやれることといったら、彼らがその世界に夢中になれるように、突っ走れるように、準備をしてあげることだけだなと。

こんなことしたいな、あんな風にしたいな、と想像することを、いろんな人とすり合わせて行く内に、いつの間にか自分が当初言っていたアイデアは溶けて見えなくなっているけど、だけどその結果はとても愛しい。そんな瞬間をまた垣間見ることができたらこれ幸い。

底知れぬパワーの渦みたいな共演者のみんな、先生、お疲れ様でした。
心から感謝を込めて。

さあ、3月のえんげきあそびは、林由未女史の「つくってあそぼうあやつりにんぎょう」で遊びます!

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