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2017年10月

すんぷちょ、オイリーカート、ちいさなうみ

昨日13日から始まった、枝光まちなか芸術祭2017。
すんぷちょさんの「ちいさなうみ」は製作段階からFBで拝見していて、見たくてたまらない演目だった。
上演を見ることはできないけど、レポートが聞けるとあって、こどもたちを預けてひとり、枝光へ。

ちいさなうみ

オイリーカートのワークショップからちょうど1年。まさか北九州でこんなにオイリーカートの話を聞くことになるとは!
オイリーカートは30年余の歴史を持つ、幼児からさまざまな障碍を持つこどもたちを含む、すべてのこどもたちのために舞台作品を作ってきたイギリスの劇団。昨年、インクルーシブシアターワークショップを東京と仙台で開催し、私は東京のワークショップに参加したのです。
あまりに劇的な出会いなので、ここで語るのは割愛して、詳細はこちらの記事をご覧ください。

オイリーカートWS

仙台で活動していらっしゃるすんぷちょさん。以前から度々枝光にはいらしていたのに、なかなかタイミングが合わず、まだ拝見できてなくて、
お話をきいてさらに「ああ、見とけばよかった!」とじりじりするほど、面白そうな活動をしてた。
作品の構成や俳優の選び方、楽器の選択、オブジェクトの選択。。。ただワークショップを開催して、受けて、はい、終了ではなくて、ワークショップののちに、そのノウハウやこれまでの経験を元にひとつの作品を作り上げるところまで持っていけてることにとても感動した。
ダイジェストや、片鱗しか見られなかったけど、確実にオイリーカートのエッセンスを吸収し、すんぷちょらしく新たに生み出された作品のように感じた。また、ソーシャルストーリーや、事前の保護者との打ち合わせなど、作品製作以外の部分のノウハウもきっちり受け継いでいて、完璧だった。それもこれも、やはり、すんぷちょさんのこれまでの活動があってこその、その応用力だな、と思った。出会うべくして出会った、という感じ。
そしてやはりちゃんとマジカルな瞬間は生まれていたようで。参加者の少年たちの様子を追った映像を見せていただいたのだが、、、これがまた感動的だった。ひとりの少年は、劇場に足を踏み入れたこともなく、日頃は家でDVDを見たり、ドライブに行くことが楽しみ。そんな少年が舞台作品を鑑賞できるだろうか、と、親御さんは打ち合わせの段階からかなり心配していたようだった。当日も緊張のせいか、劇場には入れず、駐車場の車の中にいた。俳優が遠くから踊ってみたり、親御さんが小道具を車の中に持って行って触らせたり。少しずつ距離を縮めて、最後には劇場の入り口付近でネームソングを迎え、名前を呼ばれて手を振っていた。胸が熱くなる瞬間だった。
演劇というコミュニケーションは、この手触りは、他のどの芸術にも置き換えられない。

自分にできることがまだまだたくさんあるなぁ、と。まだやってないことがこんなにある!とあちこちつつかれて、ドキドキした。未来の可能性にこんなにわくわくできて、気持ちの良い帰り道だった。

が。
0歳も3歳も、こどもたちはちょっと寂しかったようで、マンションの下で私の車を待ってると言われてぶっ飛ばして帰りました。
0歳の方はその後から今に至るまで、ギャンです、はい。

枝光まちなか芸術祭2017
今年もとっても面白そう。太めさん、見たい。今年こそ、見たい。。。行けるのか、私。がんばれ、0歳。。。

えんげきあそび’17/10/02  えほんえらび

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10月から小倉南区 旭ヶ丘保育園でのえんげきあそびの時間を再開しました。
9月末の運動会を終えて、次は2月末の生活発表会に向けて、いよいよ作品制作に入っていきます。
この日は作品になる絵本を選びました。

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保育関係の書籍で、生活発表会向けのCD付きの戯曲集などもあるのですが、今回はこどもたちの大好きな絵本からえんげきをつくろう!ということになり、私の産休中に既に2作品も作って遊んでいたとのこと!こどもたちのポテンシャルもさることながら、それを導いた先生の技量に脱帽!私は現場にいませんでしたが、こどもになって参加したかったよまじで!と、本人に伝えました。
そのノリ、流れのまま生活発表会に向かって欲しかったので、まずは絵本を選ぶところから。
候補作を10作ほど並べて置いて、生活発表会でやるならどれがいいか、選んでもらいました。

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どうしてその作品がいいのか、理由もちゃんと言ってもらいました。好きだから!という意見が多い中、意外な理由がでてきたり、男の子に圧倒的人気を誇るのは「がらがらどん」であることが判明したり。意外な作品が残ったり消えたりと、なかなか参考になる時間でした。
そして最終的に決まったのは・・・

てぶくろ表紙

こちら!
さっそくたたき台の台本を書いてみたら、、、おもしろい!
楽しみ〜!!!

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