先週土曜日は戸畑図書館での「イジーとまぬけな悪魔」でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
とにかくすごい人!人!人!図書館のイベントで開始30分前から長蛇の列で入場待ち、という状況を初めて見ました。
どうやって?どうやったらこんなに人が来てくれるんですか?と臆面もなく聞いたところ、ずいぶん前から貸し出しカウンターで本を借りる方ひとりひとりにチラシを渡しつつお声がけをしていたとのこと。そしてもう既にこのクリスマス会というイベントが図書館を利用する方(主にお子様連れの方)に定着していてみんな楽しみにしているとのこと。理想的な図書館と利用者の関係だなぁと、感動しました。
やっている側としては正直、反省点が多い上演になってしまいましたが、食い入るように見つめてくれたお客様に支えられた上演でした。一期一会。精進あるのみ。
抽選会でちゃっかりガラガラを回して「〇〇番!」ていう大役を仰せつかりました。この抽選会、商品が豪華!大きな紙袋に30袋用意してあって、かなりの当選確率。さらに外れた子のためにも参加賞が用意してあったりして、こどもたちはホクホクでした。
図書館って本当にいいなぁとしみじみ思いました。誰でも入れるフラットな場所で、知識や物語の扉がたくさん用意されていて、時にはこんなお楽しみもあったり。そしてそのオープンな雰囲気を決めるのは、働いている人。あと、空間だなぁと思いました。そもそも閲覧室と児童書部屋のスペースが区切られていなかったりすると、こういう会の開催が難しくなったりするのかもしれないな。でも、戸畑こどもと母の図書館はやってるな、とか。いろいろ考えるとおもしろいです。図書館、深い。
図書館を利用する人は頻繁に利用するけど、利用しない人は全く行かない→そして利用する人の数の方が全体の人口から見ると割合が少ない→図書館の数を減らす又は予算を減らす。という統計を以前どこかで見た覚えがあるのですが(不確かな情報で失礼。)、図書館ほどいろんな方向に活用しやすい場所はないのになと思います。こどもがいる人はこどもの絵本欲、知識欲に対応するためには必須だし。中高生は勉強できるし。高齢の方も利用者は多いし。働いてる人だな、忙しく働いてる人が行けないんだな。働いてる人ほど、行ったらいいのに。本そのものから得られる情報だけじゃなくて、本を選ぶ時間、触る時間、迷う時間、そしてなによりいる人を観察してみるとそりゃあもう面白い。なにせ誰でも入れるから、不思議な人がいっぱいいる。そういう一見、無駄に見える、生産性のないと思われがちな時間にほど、多くのヒントと心の栄養が隠されているんだぞ、っと、信じています。
来年も図書館での上演、続けていけたらいいなあ。。。