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えんげきあそび’170612 ひかりとかげであそぼう!

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えんげきあそび、6月は『ひかりとかげであそぼう!』です。影絵は様々な手法や切り込み方があって奥深いので、
影絵だけで数ヶ月は遊べるのですが、今回はとりあえず、一番オーソドックスなところから。

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光源はOHPを使います。プロジェクターも試したのですが、やっぱり光の柔らかさやドラマチックな感じが、アナログの方がいいなぁと思って。
ただ、今回はOHPとして使うのではなく、あくまでもただの光源として。OHP特有の機能や仕組みを使ったあそびはまた後日ということで。

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小さいぞうと大きいひよこ。光源からの距離と影の大きさについて。焦点がぼやけることにも注目しつつ。ひとりずつスクリーンに向かって歩いたり、
スクリーンから遠ざかったり。それだけでもわあきゃあ。楽しんでくれています。
かげって不思議!と真顔で言った年長さんの男の子。わかるわぁ、その気持ち。私も未だに不思議よ!

普段実物の「モノ」を視覚的に認識している時は色や形、大きさ、質感などなどいろんな要素を使ってその「モノ」だと認識する。
でも「モノ」の「かげ」になった途端!黒と白で平面の輪郭だけが要素になる。かげの写し方によっては大きさや形にも認識要素として制限が生まれる。
その瞬間、「モノ」の見方がするりと変わる。そのするりと変わる瞬間がおもしろい。
まあでもこどもたちにしてみたら、そんなこと言葉で説明しなくても、するりするりと切り替えて、放っておいても自由に遊んでくれるのですがね。
ほんと、あそびの天才。

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今回の匠の技をご紹介。
教室の都合でスクリーンが張れない、ってことありますよね。劇場だと何も問題ないのですが、吊る機構がない部屋でどうやって影絵を見せるか、
いつも考えていたのですが。
今回使ったのが、マイクスタンドやスピーカースタンドに使われるこの脚。
ヒントにしたのはDIYとかでもよく使われるイレクター。
さすが匠。知識の幅が違います。

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この先っぽにこのような部材を組み合わせて、物干し竿状の長い棒を差し込んで、スクリーンスタンドを作ってくれました。
ちなみにこの部材、配管用の金具らしい。ネジなどの部材はこの配管用金具専用のものじゃないので、ハンズマン(ホームセンター)様の
ネジ売り場で合うサイズのものを探してくれたようで・・・さすが、匠です。あと、さすが、ハンズマンです。
これで野外でも影絵ができます。
・・・野外で影絵、おもしろいな。。。

次回は色付きの影に挑戦!
もう既に人形を作ってくれているとのこと・・・天才たち、やる気満々やな!