divadlo

遊びを通して癒される

地震から今日で10日ほど過ぎました。
熊本、大分で被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。
未だに余震が続いているので落ち着いた気持ちはあまり無いですね。
東日本大震災のことがあるので、九州が地震、というと震源から遠く離れた北九州のことも心配してくれる遠方の友人が少なからずいてくれました。実際にしんどい思いをされている方を前にして、私が無事を報告するのもおこがましく感じたことと、震災後はSNSから遠ざかりたかったので、静かにしていました。ご心配頂いた方々、ありがとうございました。私たちは全くもって元気です。何の不自由もありません。
熊本に住んでいる知人の無事は確認されたものの、震災後すぐの混乱した状況の中で、食料もない、避難所もいっぱいで入れないので車の中にいる、飲物だけは飲んでいるという状況を聞いて、ただ胸を痛めるしかできない自分にやりきれない日々でした。北九州では市営住宅へ受け入れの準備もあるし、宿泊施設を開放していたりもします。余震が未だに続いているので、少しでも心休めてもらえたらと思うのですが。。。おいそれと行ける距離でもないので、気持ちは想像できます。自分たちに出来る支援を、長く、ゆっくり続けて行けたらと思っています。

今回は北九州も揺れました。数日は寝室に貴重品や水やオムツを置いていつでも逃げられるようにと準備をして横になったけど、結局数時間おきにけたたましく緊急地震速報が鳴るので眠れない夜を過ごしました。でもそれもほんの数日のこと。翌日からちゃんと仕事もしたし、保育園にも行けています。2日目の本震の時、夜中に緊急地震速報が何度も鳴って、想くんも目を覚まして少し怯えていました。翌朝も余震があってちょっと怖かったようで。その後、突然緊急地震速報の真似をしたり、ちょっと妙なそぶりを見せるので、心配していたのですが、今日ネットでこんな記事を見かけて少し安心しました。

誤解しないで。震災後に子どもがやる「変わった遊び」


『子どもはうまく言葉で表現できない部分、遊びという行動によって、癒されていきます』
教えてもないのに、こっちがびっくりするほど本能的に、こどもたちは生きている。私たちなんかより、よっぽどたくましい。見習わなきゃいかんですね。

東日本大震災の時、私は宮崎に居て、あと数週間で福岡に帰る、という時でした。
あの震災の時、ニュースやSNSを見すぎて、正直ちょっと辛くなってしまった時期がありました。何度も繰り返される悲痛な映像やSNS上で繰り広げられ続ける色んな人の色んな動き。デマ。メディアとの付き合い方は私にとってはとても重要な問題だとその頃から思うようになりました。
今回は、自分の為にも家族の為にも参っている時間はないので、ちゃんとコントロールして、冷静に、と心がけています。最低限の情報収集にとどめてPCとスマホはなるべく見ないようにつとめています。

自分ができることを、少しずつ、長く。傷ついた方のことを最優先に。
色んな人が色んなことを言うし、色んな人がいますが、おてんとさまは見ているぞ、と。肝に銘じて。