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501furniture

謹賀新年 2014

明けましておめでとうございます。
昨年は新たに工房を構えたり、息子が生まれたりと、変化の年でした。
開業して2年と少し。やりたかったことは少しずつできてきたと思いますが、まだまだ。

これからどうしていこうかといろいろと考えますが、まずは今の体制でできる事を毎日積み重ねて行きたいです。
その上で、今年はいくつかやってみたい事があるので、ひとつでもそれが形になってお見せできることができればなあと思っています。

今年も501FURNITUREをよろしくお願い致します!


感謝

先日、ようやく自分の製作場所を見つけることができ、2年半ものあいだ
場所を提供していただいていたシノハラ製作所さんを出て、
新しい工房で再出発をすることになりました。

独立前にどうにも工房が見つからず、ほんとうに途方に暮れていたときに
友人の紹介で篠原社長と出会い、二つ返事で場所を貸して頂いたばかりか、
いつも何かと気にかけて下さいました。社員の皆さんにも仲良くしていただき、
サッカー大会や飲み会など、他の社員の方と同じように受け入れて下さいました。

普通は独立をしたらすぐに一人です。相談したり、ちょっと手を貸してもらう相手もいません。
でも自分の場合はそんな環境に恵まれ、精神的にもいつも救われました。
ほんとうにいくらお礼を言っても足りないほどたくさんのものをいただく事が出来ました。

まだまだ足りないことばかりで危なっかしい私達ですが、いつか何らかの形で恩返しをできるように
日々一生懸命に過ごして行きたいと思います。ありがとうございました。

ささやかながら、お礼に掛け時計を。
ちょっと見にくいですが、ひとつは5、0、1時のところに数字を。笑
見にくいなあと思いながらたまに思い出していただけたら嬉しいです。
サイズがちょうどケーキくらいだったので、ケーキの箱に入れて渡しました。
INDIGO cafeさんのケーキと一緒に。美味しいと喜んでいただけました。愛ちゃんありがとう。



さあ、これからは本当の意味でのスタートです。もっともっといい家具を作り、
面白いことをどんどんやっていきたいと思います!

HIJINASHI SOFA



先日納品したHIJINASHI SOFA。
お店で御覧頂いた時に、足置きもほしいとのことで、
OTTO STOOLのクッションを共布でお作りして、セットで納品させていただくことに。



私達では思いつかないことをお客様からご提案いただいて、結果的にこんなに可愛い感じに仕上がりました。

納めさせていただいて、すぐに・・・


黒猫ちゃんも気に入ってくれたようで、とてもうれしい瞬間でした。

EASY 2.5SEATER SOFA


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
少し時間が経ってしまいましたが、6月末に納品した2.5人掛けのソファ。今回初めてお取り引きをさせて頂いた生地屋さんで、素敵な生地に出逢いました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時偶然にもソファの注文を頂いていたので、お客様にお見せしたらとても気に入ってくださり、この生地を使ってカバーリングを縫うことに。

Nina Campbellというイギリスのデザイナーのテキスタイル。英国王室のプライベートスペースのデザインも手がけているインテリアデザイナーです。とてもさわやかで、上品な質感の生地。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


肘はいつまでも触っていたくなるように丸く削り出し、木目が生きるようにオイルで仕上げました。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お客様のご自宅の中でも、広々とした庭が一望できる窓辺に設置させていただきました。

残念ながら写真はないのですが、Laura Ashleyの鮮やかなカーテンが相まって、華やかな窓辺でした。

営業再開のお知らせ

店番の谷口です。

約2ヶ月もの間、501FURNITUREはお休みを頂いていましたが、8月31日から営業を再開いたしました。
今後は平日は基本的には予約制、土日祝日は11時から17時までの営業とさせていただきます。
とはいえ、平日も店内で作業していることも多いのでお気軽にお問合せください。

tel→  093-383-9433         mail→ info@501furniture.jp

今回私は、東京都豊島区あうるすぽっとにて『子どもに見せたい舞台シリーズvol.7  星の王子さま』
に俳優として参加してきました。その為、リハーサル期間も含めて約2ヶ月間、お店をお休みさせていただいていました。
おかげさまで公演は大盛況のうちに終えることができました。
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
詳細はこちらのブログにてご覧頂けます。ご興味のある方は是非ご覧ください。→Divadlo501

また、私事ではありますが、10月に、私たちは新しい家族を迎えることになっています。
その折にはまた少しの間お店をお休みすることもあるかもしれませんが、
HP、ブログ、FB等でお知らせして参ります。ご不便をおかけしますが、よろしくお願い致します。

ソファ生地



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新たに取引を始めた椅子張り生地屋さん。
外国製のちょっと高級な生地も取り扱っていらっしゃいました。
中でもこの生地は、うちの家具にとても合いそうだなあ、と目を留めていた生地でした。

そんな折、2.5人掛けソファの製作依頼が入り、打合せの結果、この生地を使ってソファを作ることになりました。

夏らしい、さわやかなソファになりそうです。

谷口

修理



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

製作の合間を見て、スツール修理。

一旦バラバラに。割れを補修してホゾを補強、もう一回組み上げます。

ひとが作ったものを修理するのは、何かと勉強になります。












 











ダイニングセット納品

今日は福岡へダイニングセットの納品に行って来ました。壁に片側を付けてご使用になるとのことで、ダイニングチェアとベンチが1脚、スツール2脚の変則的なセットでした。

お客様と何度かやり取りをしてデザインを決め、時間を掛けて製作をし、ようやく形になって納品ができます。納品の日は自分たちにとってはご褒美みたいな一日です。喜んでいただき、本当に幸せな瞬間でした。

しかも今日はたまたまお孫さんのお誕生日だったとのこと。ご家族の思い出とともに永く使っていただけたら、作り手としてこんなに嬉しいことはありません。









 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

火鉢の上に乗せて、サイドテーブルとしてお使いになるとのことで、丸い天板も合わせてご注文頂きました。なんだか可愛らしいテーブルになりました。



 

ワークショップのお知らせ



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

既に定員に達しており、しかも開催当日ですが、お知らせです。

2013年5月18日(土)に朝倉市で人形づくりのワークショップを開催します。
以下詳細です。

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暮らしの中のアート ~木の人形を作って動かしてみよう~

いつもの暮らしにアートを取り入れてみませんか。
北九州市在住で、東欧(チェコ共和国など)でも公演を行って来た俳優の谷口直子さんと、
家具作家の渡辺圭さんによる、お話と人形作りのワークショップです。

●日時…5月18日(土)、13時30分(2時間程度)
《1部》講演
「暮らしの中のアート~東欧旅公演で見えたもの」
《2部》ワークショップ
「おうちでアート~木の人形を作って動かしてみよう」
●場所…平塚川添遺跡公園体験学習館
●講師…谷口 直子さん(俳優Divadlo501)
渡辺 圭さん(木工作家501FURNITURE)
●受講料…無料(ただし材料代として800円)
●募集人数…15人(定員を超えた場合抽選)
●申込方法…ピーポート甘木・文化課へ電話で申し込む
●申込期間…3月15日(金)~30日(土)、
8時30分~
※詳しくは、ピーポート甘木・文化課(22-0001)へ。

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ワークショップに伴い、お店は18日(土)と19日(日)とお休みを頂きます。

写真は試作で作った老紳士。

お客様の想像力に今から胸躍らせています。

ダイニングテーブル



先日納めたダイニングテーブル。
小さな娘さんがいらっしゃるお宅なので、なるべく出っぱりをなくしたいとのことでした。
何度か打合せを重ねて、とてもシンプルでフラットな印象に仕上がりました。



部材と部材が少しずれている箇所の寸法のことを『チリ』というのですが。
出っぱりをなくしたいとのことで、チリをとらずに、天板から足、幕板にかけてのラインをフラットに仕上げました。
季節によっては天板が収縮したり膨張したりして、少し隙間が出来たりする可能性があることもお客様に伝えたのですが、季節で多少変わっても、その変化を楽しんでくださるとのこと。
そう言っていただけて、なんだかとても嬉しかった。
豊かだなあ、としみじみ思ってしまいました。

豊かさ、って何なのでしょうか。
いつからか私たちは、製品やサービスについて、完璧であることを求めるようになった気がしてなりません。
間違いや誤差は、もちろん製造業ですから、いけないことです。
ただ、木が動くのは、無垢の家具の特徴のひとつです。間違いではないのです。
それが棚の扉だったりすると開け閉めに少し抵抗があったりして不便を感じることもあるかもしれません。
しかしきちんと作ったものであれば、季節が過ぎれば、また元に戻ります。
あくまでも、我々作り手が持てる最大限の技術を使って、緻密で、正確な仕事をするのは大前提とした上で、の話です。作り手が手を抜いていいという話ではなく。
その不便に季節を感じることができるって、とても豊かなことなのではないか、とふと思ってしまいました。
木工作業は全くできない、ただの家具屋の店番のつぶやきと、聞き流してください。



この日は娘さんの1歳の誕生日!
早速つかまり立ち&全力のつま先立ち!
この子の成長とともにこのテーブルも使い込まれて行くかと思うと、
とても幸せな仕事だなあと思いました。

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