雨の月曜日ですね。
昨日納品させていただいた、テーブル。
福岡市大名にあるRAGOMさん。
私たちの結婚式や501のオープニング装花もお世話になった、フラワーアーティストのお二人。
この春からお花のスクールも始まるので、作業台が欲しいとのことでした。
お店の雰囲気に合うように、アンティーク加工をして、使わないときはコンパクトにしまえる、組立式にしてみました。
発想に富んだお二人の仕事ぶりに刺激されて、普段の501のデザインからは出て来ない加工やデザインに挑戦してみることになりました。
結果的にお店にも良く馴染んで、こちらもたくさん刺激を頂いて、幸せな納品でした。
こうでなければならない、なんてことは何もないんだなあと痛感。
自分の辞書にないものには恐れや不安がつきまといますが、やってみると意外と面白かったり、
少なくとも新たな発見が必ずあるものですね。ともすると新たな展開が待っていたり。
挑戦するって、楽しいです。
棚付きコーヒーテーブル。
すっく、と伸びる四つ足が健やかです。
天板の一部にナラ独特の虎斑(とらふ)が。
躍動感のある文様ですね。大きな空を流れる雲、とか。水底から海面を見上げているような、とか。
自然の文様に想像がふくらみます。
この斑紋は柾目を横切るように走っていて、養分を貯蔵する役割だった組織です。
虎の毛並みのように見えることからそう呼ばれています。
虎斑に限らずどんな文様も、たったひとつだけのもの。その材は世界にひとつしかない。
立ち木の時は命をつなぐ為に養分を蓄えていたけれど、製材され、家具として形を変えて、
今度は私たちの生活の中で欠かせない道具になる。
私たちが作る家具は手入れをし、大切に使えば、何代にも渡って使えるように丁寧に作っています。
もうこの文様に養分を蓄えることはないけれど、私たちが大切に使えば、木は別の命を生きることができるんだなあと、
しみじみ思いました。
初夏を思わせる程良いお天気ですね!
いよいよ明日からの3日間、5/3・4・5はゴールデンウィークイベントとして、
AM11:00から絵本の読み聞かせを予定しています。
501の小さな本棚に絵本を並べて、
当日いらっしゃったお客様の年齢や雰囲気に合わせて絵本を選ぼうと思っています。もう少し選択肢を増やしたかったので、図書館からも数冊借りて来ました。
501FURNITUREで絵本の読み聞かせをするのは、実は初めて。
人形劇の上演は非公式な形ですが一度だけあるのですが、読み聞かせは初。
この場所で読むならどんな本だろう、と図書館で過ごす時間は
想像が果てなく広がる夢の時間でした。
木、森、自然、動物、家、暮らし、家族・・・
いろんなキーワードが頭の中をちらちらきらめきました。
あれもいいなあ、これもいいなあと思う中で、はっとするほど身につまされたのが・・・
ルリユールおじさん
大人向けな感じですが、絵が美しいのでお子さんでも楽しめるはず。
樹齢400年のアカシアがたたえる新緑はまるで子どもが持つ力強い未来そのもので、今の季節にもぴったりな一冊です。
途中、職人のぶこつな手だけのページがあるのですが、そのページも感動的。
木のこぶのような職人の手からデリケートな仕事が生み出される様は、
家具づくりにも通じるものがあります。
さて。クッキーも焼けました。
ゴールデンウィークも後半。ゆったり、のんびり、楽しみましょう〜!
店番
昨年ソファのカバーリングで使った、Nina Campbell。
とても好評で、同じシリーズの色違いの生地を使って、ソファを縫うことになりました。
昨年作ったソファはこちら→EASY 2.5SEATER SOFA
お客様と生地選びをしていた時に、気になった生地を新たにサンプルとしていただきました。
春らしい色もあります。
いつかこんな生地でも縫ってみたいものです。
春、待ち遠しいですね。