先日納品したダイニングテーブル。
建築士の方のご自宅に納めさせて頂きました。
ご自宅でお客様と打合せをすることもあるとのことで、2mと長めのダイニングテーブル。
501のお店で写真を撮ったときは「長っ!」と思ったのですが・・・
納めてみたらなんともしっくりくる長さでした。
そしてそしてこの本棚!整然・・・憧れます。
テーブルをなでながら「図書館みたい。良いですね。」と仰っていただいたのは最高の褒め言葉でした。
2階にある小窓から撮らせて頂いた写真。
なかなかこの角度から家具を見ることはないので、とても新鮮でした。
さすが建築士さん。本当に素敵なご自宅でした。
裸足で歩きたくなる無垢の床、高い天井、光が差し込むカーテン、垣間見えるキッチンもとても使い易そう。
お仕事のお話もなにかと私たちの仕事にも繋がることが多くて、貴重な出会いでした。
おうちが建ててみたくなる、おうちでした。
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HOUSTEP
雨の月曜日ですね。
昨日納品させていただいた、テーブル。
福岡市大名にあるRAGOMさん。
私たちの結婚式や501のオープニング装花もお世話になった、フラワーアーティストのお二人。
この春からお花のスクールも始まるので、作業台が欲しいとのことでした。
お店の雰囲気に合うように、アンティーク加工をして、使わないときはコンパクトにしまえる、組立式にしてみました。
発想に富んだお二人の仕事ぶりに刺激されて、普段の501のデザインからは出て来ない加工やデザインに挑戦してみることになりました。
結果的にお店にも良く馴染んで、こちらもたくさん刺激を頂いて、幸せな納品でした。
こうでなければならない、なんてことは何もないんだなあと痛感。
自分の辞書にないものには恐れや不安がつきまといますが、やってみると意外と面白かったり、
少なくとも新たな発見が必ずあるものですね。ともすると新たな展開が待っていたり。
挑戦するって、楽しいです。
棚付きコーヒーテーブル。
すっく、と伸びる四つ足が健やかです。
天板の一部にナラ独特の虎斑(とらふ)が。
躍動感のある文様ですね。大きな空を流れる雲、とか。水底から海面を見上げているような、とか。
自然の文様に想像がふくらみます。
この斑紋は柾目を横切るように走っていて、養分を貯蔵する役割だった組織です。
虎の毛並みのように見えることからそう呼ばれています。
虎斑に限らずどんな文様も、たったひとつだけのもの。その材は世界にひとつしかない。
立ち木の時は命をつなぐ為に養分を蓄えていたけれど、製材され、家具として形を変えて、
今度は私たちの生活の中で欠かせない道具になる。
私たちが作る家具は手入れをし、大切に使えば、何代にも渡って使えるように丁寧に作っています。
もうこの文様に養分を蓄えることはないけれど、私たちが大切に使えば、木は別の命を生きることができるんだなあと、
しみじみ思いました。
少し時間が経ってしまいましたが、6月末に納品した2.5人掛けのソファ。今回初めてお取り引きをさせて頂いた生地屋さんで、素敵な生地に出逢いました。
その時偶然にもソファの注文を頂いていたので、お客様にお見せしたらとても気に入ってくださり、この生地を使ってカバーリングを縫うことに。
Nina Campbellというイギリスのデザイナーのテキスタイル。英国王室のプライベートスペースのデザインも手がけているインテリアデザイナーです。とてもさわやかで、上品な質感の生地。
肘はいつまでも触っていたくなるように丸く削り出し、木目が生きるようにオイルで仕上げました。
お客様のご自宅の中でも、広々とした庭が一望できる窓辺に設置させていただきました。
残念ながら写真はないのですが、Laura Ashleyの鮮やかなカーテンが相まって、華やかな窓辺でした。
今日は福岡へダイニングセットの納品に行って来ました。壁に片側を付けてご使用になるとのことで、ダイニングチェアとベンチが1脚、スツール2脚の変則的なセットでした。
お客様と何度かやり取りをしてデザインを決め、時間を掛けて製作をし、ようやく形になって納品ができます。納品の日は自分たちにとってはご褒美みたいな一日です。喜んでいただき、本当に幸せな瞬間でした。
しかも今日はたまたまお孫さんのお誕生日だったとのこと。ご家族の思い出とともに永く使っていただけたら、作り手としてこんなに嬉しいことはありません。
火鉢の上に乗せて、サイドテーブルとしてお使いになるとのことで、丸い天板も合わせてご注文頂きました。なんだか可愛らしいテーブルになりました。