12/17・18に、海峡演劇祭にて「よだか」を上演しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
プロデューサーから生命誌版「セロ弾きのゴーシュ」の関連企画として何か人形劇を上演しないか、と持ちかけられた時に、一瞬逃げ出そうかと真剣に考えるほど、「よだか」はこの企画にぴったりの作品でした。
6年もの間塩漬けにしていた作品を蘇らせるのは0から稽古を始めるのと同じか、むしろ日本語に直したり、いろいろと悩みの多い作業でした。が、結局一回りして元に戻ったような、チェコ語版とさほど変わらない内容に落ち着きました。そして、ご覧いただいたお客様にもやはりよだかは愛されて、たくさんのお言葉をかけていただき、ああ逃げ出さなくってよかった!と思える上演になりました。尊敬する演出家の先輩が、終演後におっしゃってくれた言葉を聞いて、たった一人でも私が言いたかったことがここまでダイレクトに伝わっただけで、もう充分に上演した価値があったと心から思いました。
「世界はつらくて、冷酷で、さようならに満ちている。なのになんでこんなに優しいんだろう。」
今回はチラシの配布などの面でたくさんの方のご好意を得て、ご協力いただきました。おかげさまでたくさんのお客様にご来場いただくことができました。ご協力いただいた皆様にこの場を借りてお礼を申し上げます。
そして貴重な機会をくださったプロデューサー谷瀬さんに心からの感謝を!
またいつかよだかが大空を舞う日を楽しみにしています。
ありがとうございました。