さて、現在絶賛稽古中の、新作パフォーマンスのお知らせです。
2017年7月1日 10時開演(9:30開場)
こどもも大人も楽しめる、英語を使ったお芝居。深海に降る雪と不思議ないきもののお話をDivadlo501とつかのみきがお届けします。
料金【一般】1家族 1,500円 【BKG園生/卒園生】1家族1,000円
予約制 定員50名になり次第、受付終了。
お問い合わせ:ブライトキッズガーデン 093-583-8555
上演時間は30分前後。
終演後に人形たちとのふれあいの時間を設けています。
皆様のお越しをお待ちしております。
告知が遅くなってしまいましたが、現在製作中の人形劇『イジーとまぬけな悪魔』のご案内です。
3月5・6日、福岡市博多区のトヨタハートフルプラザ福岡で開催される【福祉車輛体験フェア&お身体が不自由なキッズのおうちリフォームフェア】にて、501FURNITUREの家具の展示と人形劇『イジーとまぬけな悪魔』の上演を行います。
※人形劇の上演は6日のみ。
人形劇の上演の為に観覧申し込みページやチラシまで作っていただいて・・・身が引き締まる思いです。
普段とは違う環境での展示・上演ですが、どんな出逢いが待っているのかとても楽しみです。
みなさまのお越しをお待ちしていまーす!
【福祉車輛体験フェア&お身体が不自由なキッズのおうちリフォームフェア】→ http://www.mutohgkn.co.jp/info.html
◇日時◇ 3月5・6日 10:00〜18:00
◇場所◇ トヨタハートフルプラザ福岡
福岡市博多区東那珂2−1−55
◇お問合せ◇ 092‐477‐6187
入場無料・駐車場完備
人形劇『イジーとまぬけな悪魔』の上演は6日13:00〜
観覧申し込みは下記サイトかお電話にてお願いします。
http://www.mutohgkn.co.jp/appli.html
英語幼稚園ブライトキッズガーデンにて、「Snow in the deep sea」を上演させていただきました。
当初、レパートリーの「あかずきん」の英語バージョンを製作しようと思って、つかのさんをお誘いしたのですが。
話しているうちに新作を作ってみることになり。いつもは私は昔話をモチーフにした作品を作ることが多いのですが、原作を設定せず、とにかくアイデアを出していく作業からお話を作るという作業になり。ゼロからのスタートでひとつのパフォーマンスを共作することになりました。
荒削りで、なかなか観念的な話だったかなぁ、とか色々振り返ることはありますが、
主催者のブライトキッズガーデン様、関係者のみなさま、そして誰よりご来場いただいたお客様に心から感謝です。
ありがとうございました。
終演後はやっぱり風船に触りたい人たちの遊び場と化していました。
そして本作には登場しませんが、木彫りの人形とのふれあいの時間も。
楽しんでいただけたようでよかったです。
さて今後のDivadlo501の活動についてですが。
私ごとですが、上の写真を見ていただけるともうどうにも明らかなように、現在妊娠9ヶ月を迎えております。
8月には生まれる予定です。
というわけで、4月から本格始動していたえんげきあそびも6月いっぱいで一度産休に入らせていただきました。10月くらいから復帰予定です。
上演の予定については11月末の赤ちゃんのための演劇作品の上演から始動する予定です。
というわけで、秋くらいから、自分のこどもの様子をみながら少しずつ動き出すつもりです。
詳細は近づいたらまたお知らせさせていただきます。
想くんがおなかに入っているときは妊娠8ヶ月で「星の王子さま」に出ていたのですが、今回は9ヶ月。体の状態も前回とは少し違うので、若干ひやひやした
瞬間もありましたが、受け入れてくださったお客様、関係者のみなさま、共演者のつかのさん、家族。みなみなさまに、心から感謝です。
新たな力の源を得て、またみなさまにお会いできるのを心から楽しみにしています。
5月末。仕事がちょうど一区切り付いた日。太陽の子がうちにやってきた。
太陽の子、とは私が心の中で勝手にそう呼んでいるだけで、まあ、東京で一緒に舞台を創っていた、先輩のことなのだけど。彼女の事を知る人は、彼女は太陽の子だと言えば、おそらくみんな、「そうかもしれない。本当にそうなのかもしれないね。」って言ってくれると思う。そんな人。
太陽の子、よくしゃべる。とにかくしゃべる。今回も、たくさんしゃべって、うまいうまいとふつうのうどんとか、おいしいうなぎとかをたくさん食べて帰って行った。あと、人をびっくりさせることも好きなので、たった1泊しかしてないのに何度かびっくりさせられて笑いが止まらなかった。
あの人、何をしにきたのだろう。
ほんとにもののついでにフラっと寄っただけだろうか、と思ったとき、ドキッとした。
彼女の仕事に向かう姿勢。夢中で世界を語る、熱。
やってるか、私。忘れてないか、大事なこと。
多分本人もそんな気はさらさらないのだろうけど、周囲の人間にそう思わせるのが、才能ってものなんじゃないだろうか。
そしてドキッとさせるだけじゃなく、太陽は誰をも等しく照らす。暖かく、優しく。
私は、私の場所で、私の仕事をする。
次、一緒に仕事した時に、「なんだ、つまんなくなったなー。」とか言われないように。
私、がんばる。
来てくれて本当にありがとう。
産休前の最後のえんげきあそびは、事前に製作の時間を設けてもらい、各自で平面の人形を作ってもらいました。
年長、年中さんは各自作りたいデザインを自分で決めて、可能であれば割りピンを使って可動部分を作り、カラーセロファンで色を足してもらいました。
年少さんは私の方であおむしの割りピン人形のフォーマットを作って渡しました。各自セロファンを貼って顔を描いてもらいました。
製作の段階でみんなだいぶテンションあげあげだったらしく、当日の朝は「さあ、どんな風に見えるのかな?」というわくわくした雰囲気にみちみちていました。
まずは幕の裏のOHP横で、自分で自分が作った人形を動かしてみる。「これなーんだ?」「バナナ!」
光源に近づけてぼかしてみたり、フレームイン、フレームアウトを試してみたり。
ひとしきり影のしくみを堪能したら、どんな風に影が見えているのか、幕の前に回って自分で見てみる。
自分が作ったものがこんな風に見える、とわかると一様にみんな嬉しそう。
年少さんは表現手段がフィジカルなので影を見るとその影と戯れて踊りだす子多数。
とても美しい瞬間の連続でした。
数日後、サプライズでこんなプレゼントが。
ありがたいことです。
復帰後は生活発表会に向けて準備を始める予定です。
それまでえんげきあそびは少しお休みします。
先週、諸々用があって、東京へ。弾丸旅だったので各方面の方々に大変お世話になりました。ありがとうございました。
お礼と記録の意味もこめて、残しておこうと思います。
まずはにしすがも創造舎へ。ここで育ててもらったと言える、大切な場所。廃校を転用した稽古場施設。近隣の中学校の立て替えに伴って、仮校舎として再び利用されるとのこと。7月で事務所は引っ越しちゃうし、12月には完全に撤退すると聞いて、閉まる前にどうしても想くんを校庭のカモで遊ばせたかったので。
こどもに見せたい舞台シリーズでお世話になった場所ですが、ここでたくさんの出逢いと経験と、示唆と・・・語り尽くせない程多くのものをもらいました。と、私個人でもこんなに感謝している場所の軌跡をきっちり文章にしてくれているサイトがシェアされていたので、
詳細はこちらをごらんください。
↓
fringe.jp--東京のアーツセンターにしすがも創造舎
フィナーレに向けて、7月にはイベントも予定されているようです。もちろんこどもに見せたい舞台も。
としまアート夏祭り
そして一緒ににしすがもでお芝居を作っていた方々はたちかわ創造舎という新しい本拠地へ、と。立川へは翌日伺ったので、この詳細はまた後ほど。
きっとしばらくにしすがもに来る事もないので、懐かしの中華屋へ。潰れてなかった。でも、当時のマスターはやっぱり居なかった。
人は変わってもサービスしすぎなところは変わらず。想くんが愛想を振りまいた、という理由でデザートにキウイを出してくれた。
この店に想くんがいる、という不思議よ。。。
と、おセンチな気持ちになっている間に、私、重大なミスを犯しまして。
この後、西巣鴨からはるばる横浜KAATへ、私的にはこの旅一番の目的である舞台を見に行く予定だったのですが・・・。
ザ・開演時間を間違える。
何百本、いや、千本?数えた事無いけど、まあそれはそれなりに観て来ているのだけど、多分初めて。
江戸糸あやつり人形の一糸座さんの公演。な、なんとわれらが林由未さん(人形作家)が人形制作&その他諸々(それはもう膨大な仕事で語り尽くせない)で、そして、なんとなんとなんと、私が在チェコ時に作品制作した際に演出してくださった、ゾヤ・ミコトバーさんが部分演出、出演、というアンビリーバボな作品「ゴーレム」。随分前から企画が進んでいたような気がする。途中、ゾヤさんが絡む、来日する、と聞いてからはもうこの為に必ず行こうと決めていた作品。観劇中はゆみさんが想くんの面倒まで見てくれることになっていたのに。開場前でゆみさんは待ちぼうけ。開演時間過ぎても来ない私に電話したところ、ぼんやり電車に乗っているという悲劇。慌てた元町中華街の駅では真反対の出口に出るという失態。おかげで15分程、走る。2歳のこどもとスーツケースを引っ張って、走る。途中、ちょっと泣く。でも、想くんを抱えて走る圭くんの背中は触れると切れるナイフそのもので、何も言えなくて夏。。。
最近こういう事が多い。歳のせいにはしたくないけど、気をつけます。
という事件のせいで、観劇は翌日に私だけがすることに。一糸座さん、その他関係者の皆様には誠に申し訳ないかぎりですごめんなさい。
とはいえ、ゾヤさんとは終演後に感動の再会(見てないのに)。
その後、ゆみさんちの車で送迎までしてもらって(見てないのに)。
ゾヤさん達とごちそうまでしてもらって(見てないのに)。
たくさんおみやげをもらって、ホテルまで送ってもらって(見てないのにああ、見てないのに。)
もらってばかりの人生から、いつか卒業したいと思った横浜のホテルの夜。
続きはまた後日。
昨日13日から始まった、枝光まちなか芸術祭2017。
すんぷちょさんの「ちいさなうみ」は製作段階からFBで拝見していて、見たくてたまらない演目だった。
上演を見ることはできないけど、レポートが聞けるとあって、こどもたちを預けてひとり、枝光へ。
オイリーカートのワークショップからちょうど1年。まさか北九州でこんなにオイリーカートの話を聞くことになるとは!
オイリーカートは30年余の歴史を持つ、幼児からさまざまな障碍を持つこどもたちを含む、すべてのこどもたちのために舞台作品を作ってきたイギリスの劇団。昨年、インクルーシブシアターワークショップを東京と仙台で開催し、私は東京のワークショップに参加したのです。
あまりに劇的な出会いなので、ここで語るのは割愛して、詳細はこちらの記事をご覧ください。
オイリーカートWS
仙台で活動していらっしゃるすんぷちょさん。以前から度々枝光にはいらしていたのに、なかなかタイミングが合わず、まだ拝見できてなくて、
お話をきいてさらに「ああ、見とけばよかった!」とじりじりするほど、面白そうな活動をしてた。
作品の構成や俳優の選び方、楽器の選択、オブジェクトの選択。。。ただワークショップを開催して、受けて、はい、終了ではなくて、ワークショップののちに、そのノウハウやこれまでの経験を元にひとつの作品を作り上げるところまで持っていけてることにとても感動した。
ダイジェストや、片鱗しか見られなかったけど、確実にオイリーカートのエッセンスを吸収し、すんぷちょらしく新たに生み出された作品のように感じた。また、ソーシャルストーリーや、事前の保護者との打ち合わせなど、作品製作以外の部分のノウハウもきっちり受け継いでいて、完璧だった。それもこれも、やはり、すんぷちょさんのこれまでの活動があってこその、その応用力だな、と思った。出会うべくして出会った、という感じ。
そしてやはりちゃんとマジカルな瞬間は生まれていたようで。参加者の少年たちの様子を追った映像を見せていただいたのだが、、、これがまた感動的だった。ひとりの少年は、劇場に足を踏み入れたこともなく、日頃は家でDVDを見たり、ドライブに行くことが楽しみ。そんな少年が舞台作品を鑑賞できるだろうか、と、親御さんは打ち合わせの段階からかなり心配していたようだった。当日も緊張のせいか、劇場には入れず、駐車場の車の中にいた。俳優が遠くから踊ってみたり、親御さんが小道具を車の中に持って行って触らせたり。少しずつ距離を縮めて、最後には劇場の入り口付近でネームソングを迎え、名前を呼ばれて手を振っていた。胸が熱くなる瞬間だった。
演劇というコミュニケーションは、この手触りは、他のどの芸術にも置き換えられない。
自分にできることがまだまだたくさんあるなぁ、と。まだやってないことがこんなにある!とあちこちつつかれて、ドキドキした。未来の可能性にこんなにわくわくできて、気持ちの良い帰り道だった。
が。
0歳も3歳も、こどもたちはちょっと寂しかったようで、マンションの下で私の車を待ってると言われてぶっ飛ばして帰りました。
0歳の方はその後から今に至るまで、ギャンです、はい。
枝光まちなか芸術祭2017。
今年もとっても面白そう。太めさん、見たい。今年こそ、見たい。。。行けるのか、私。がんばれ、0歳。。。