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日々のこと

りのべ工房ーオープンルームのご案内

随分ごぶさたしています。店番です。
先日、長い旅を終えて帰国しました。
不在の間は大変ご迷惑をおかけしました。
501FURNITURE、元気に営業中です。

ただこれからも、納品や仕入れなどでふいにお店を閉めることがあります。
ご来店の際にはメールや電話でお問い合わせいただけると確実です。
よろしくお願いします。

さて早速ですが。今週末の501FURNITUREの予定をご案内します。

今週末、10月27日・28日に、501FURNITUREからほど近い、
小倉南区下曽根のとあるアパートのオープンルームにて、
501FURNITUREの家具を置かせていただくことになりました。
詳細はこちら

りのべ工房

 


(画像はりのべ工房さんFacebookページからお借りしました。)

賃貸アパートのレグルスSONE105号室の2DKを1DK+カスタムルームにし、コンセプトを「自転車好きの方へ」と題し、建築系の大学生が意見を出し合いリノベーションした物件です。
玄関から自転車を乗り入れ可能なカスタムルーム(土間)6帖と作業ホール3帖という、こだわりのリノベーションです。
当日私たちは会場には居られないのですが、お近くへお越しの際は是非。

日時:平成24年10月27日(土)、28日(日)の2日間、時間は11時~18時
場所:北九州市小倉南区下曽根4-19-1

この週末は私たちは納品の予定があり、501FURNITUREのお店はお休みさせて頂きます。
納品のご報告等はまた後日。

20年ぶりの再会

今日は今年5月に小倉南区葛原にオープンした
『いちかわ製パン』さんに行ってきました。

ずいぶん前に噂は聞いていて、行ってみたいなあと思っていたのですが、
最近そちらの奥様が小学校の時の同級生であることが判明!
やっと今日行くことができ、20年以上ぶりの再会となりました。

ご夫婦で(二人のお子さんも一緒に)試行錯誤しながら
お店をやっていること、こだわりをもっていい材料を使い、
「いいもの」を作っているということ。

うちも二人でいろいろと考えながら「いいもの」と
言っていただけるようなものづくりを目指しているので、
出来上がるものはパンと家具で違いますが、
勝手にすごく近いものを感じてしまいました。

おいしいパンたち。食べてみると、パンなのに瑞々しい感じがしました。
しっとりと、うまみの詰まったパン。


しかしお店がうちからとても近い!
なにか一緒にイベントなどできたらいいねと盛り上がりました。

北九州に帰ってきて、1年と半年、お店を始めてからもうすぐ1年。
少しずつですが、つながりも増えてきて、これからもしっかりと
家具を作っていくことはもちろんですが、こういうつながりで小倉南区、
北九州をもっと盛り上げていくことができたらと嬉しくなった日でした。

あんぱんの中身。上品な甘さで絶品です!
みなさまもぜひ行ってみてください!

材料調達

今日は材料を買いに大川へ。501FURNITUREではナラの柾目の材料を使っていますが、
実は最近なかなか手に入らなくなってきました。

ひと昔前までは、日本ではありふれた材料だったのに、今はすっかり高級材に。

木材屋も次はいつ入荷するかわからないとのこと。いろいろと手は考えていますが、
材料の質が落ちればそのまま家具に反映されるので、仕入れには気を使います。


今日の収穫。


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家具屋と演劇

店番をしてもらっている妻、直子はご存知の方も多いと思いますが、演劇をやっています。
今年はありがたいことに東京の公演に呼ばれたり、一昨年9月まで1年間行っていたチェコで
9、10月と友人の林由未さんと何カ国かを回る公演をする機会に恵まれたりと、パワフルに活動をしています。
このプロジェクトのblogもあります
Zlatá rybkaー金のさかなー

先日とある方から直子は501FURNITUREの話をしている時と、
演劇の話をしている時では別人みたいだったと言われたことがあります。

501FURNITUREの仕事は、慣れない経理のことだったり、一日店番をすることだったり、
いままで魂を込めて打ち込んできたこととはまったく違う世界だったと思います。

舞台に立つ時は何日間か時には1日の本番の為に、何ヶ月も前から稽古をし、作り上げていきます。
横で見ていて本当につらそうに思える時と、やっぱりとても生き生きとして見える時があります。

中学生の頃から続けてきた演劇は、もはや体の一部になっているんだと思います。

もちろん家具屋の仕事も、いつも楽しそうにやってくれてますが、
いままでやってきた演劇と、家具屋という一見まったく違うことを
両立できるような場所に501FURNITUREがなれれば、いろんなことが解決するんだろうなあと思います。

10月半ばまで、東京や、チェコなどに行ってますが、
帰ってきたらそれを実現する為にいろんなことをやっていこうと思っています。

と、今日、直子が一時東京から帰ってきます。7月末まで居ます。
その間店も平日開けていますので、お近くに来られた際はのぞいてみてください。



そろそろ新作を

昨年末より特注品が続いていたので、あまり定番となる家具を作っていませんでした。
4月末に博多岩田屋で展示会をさせて頂くことになっているので、新作をいくつか製作中です。

また出来上がったら紹介させて頂きますが、コーヒーテーブルの組み立てです。



ちょうど今日は震災から1年。あの頃はまだ宮崎でした。今は福岡。
どちらも被災地からは遠く離れていて、地震もほとんどありません。

体験としての実感はなく、テレビの画面で悲惨さを知るのみでした。

この1年、501FURNITUREを設立し、自宅、店舗の改装のため、日々がむしゃらに過ごしてきました。
被災地のためにできることはほんとはもっとあったかもしれません。

今日は店を開け、黙祷をし、見積もりと製図をしました。
頂いたお菓子を食べ、コーヒーを飲みました。いつもと変わらない1日。

今のこの生活は当たり前ではないことをいつも心に留めながら、明日からまた過ごしていこうと思います。

朝日新聞

newsでもお知らせしましたが、本日2012年2月22日の朝日新聞北九州版に501FURNITUREをのことを掲載して頂きました。



web版はこちら>>

本当に独立してからというものいろんな方々と出会い、様々な経験をさせてもらっています。
もちろんこんな風にいいことだけではなく、しんどいこともたくさんあります。でもこうやって取り上げてもらえたり、
たくさんの励ましの言葉を頂いたりすると、そんなことは何でもないように思えてきます。

あんまりいろんなことを器用にできる方ではないので時間はかかりますが、
もっといい家具を作ってみなさんに見てもらえるように頑張っていこうと思います。

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

昨年は501FURNITURE活動スタート、結婚式、オープンと節目の出来事が続き、
皆様のご支援のもと、よいスタートを切ることができました。

あらためて感謝致します。

さて、年の瀬も年の瀬、大晦日にSIDE BOARDを納品してきました。




広い空間ではそうでもないように見えますが、天板長さ2500ミリ、高さ800ミリちょっと。
けっこうな大きさで一人での製作はなかなか厳しかったですが、どうにか、無事に納品することができました。


広い玄関ホールへの設置。贅沢な空間に置かせてもらえて幸せです。
ありがとうございました!

2012年がスタートしました。今年もいろんなことがあると思います。
精一杯、一歩ずつ着実に頑張っていこうと思います。

本年も501FURNITUREをよろしくお願い致します。

Atelier ce et ce



今日はAtelier ce et ce(アトリエ セッセ)
平山さんが遊びに来てくれました。
アトリエセッセは小倉魚町サンロードに今年6月にできたメルカート三番街の洋服屋さんです。
子ども服でなかなか素敵なセンスのものってないよなー、とよく思うのですが。
セッセの子供服は・・・夢みたいです。
正直、子どもになって着たい。
いや、大人の洋服もあるんですけど。もちろんそれもステキなんですけど。
偶然立ち寄ったところから縁は始まり、話を聞くうちに圭くんの大学の先輩であることが発覚。
ことあるごとに訪ねてはショップカードを置かせてもらったり、いろいろ相談に乗って頂いたり。
お世話になりっぱなしの先輩。
結局今日もなんだかいろいろと話し込んでしまいました。

メルカートは古いビルをリノベーションして、雑貨屋さんやお花屋さん、照明家さんから新聞社まで
多種多様なクリエイターが入居している、今、小倉でアツいところ。
小倉の街は、私たちが昔住んでいた頃とはまた少し表情が違うみたいです。
私たちもまだ掴みきれていないけど、いやひょっとしたら今まさに、
どんどんその表情を変えていっているのかもしれません。
楽しみ。

頂いたケーキは北方にあるcomme vacance(コムヴァカンス)のガトーショコラ。
こちらも楽しみ。

平山さん、ありがとうございました。

谷口

ケーキ

501FURNITUREがオープンして以降、圭くんは制作に没頭しています。
というわけで、谷口直子の方です。はじめまして。

週末は思いもよらないお客様がいらっしゃった。
高校の同級生がふらりと立ち寄ってくれたり、
東京で仲の良かった人が訪ねて来てくれたり、
突然、取材の依頼があったり。
なかでも沁み入る時間をもたらしてくれたのが




Garden Salon Dolceのケーキ。

先日、私たちが結婚式の後、親族だけで食事会を催したのが、
小倉北区黒原にある、Garden Salonの1号店でした。
住宅街の中に佇む、こじんまりとしたレストランで、
静かで、ささやかな、素敵な場所でした。
そこへ初めて下見に行ったのは、挙式の1ヶ月前。
私たちに諸々説明してくださったのが、オーナーの小野さんでした。
その時、501FURNITUREのことにも興味を持ってくださった小野さんが、
こんな素敵な手みやげを持って、501を訪ねてきてくれました。

結婚式場のオーナーという立場を考えると、
私たちなんて数多いお客様の中のたった一組に過ぎないのに。
しかももう既に式は終わっているのに。
気を遣ってくれているというよりは、真摯に、励ましに来てくれたような。
自分の経験から言えることを、ゆっくり、言葉を選んで話すその姿は、
辛いことも嬉しいことも、悲しいことも楽しいことも、とにかく全部飲み込んで、
それでも前を向かなければならなかった、
普通の、ごく普通の優しいお兄さんでした。
・・・偉い人つかまえて「ごく普通」だなんて、失礼千万ですね。ごめんなさい。
だけど、私みたいに普通な人間からしたら、それはとても重要なことで。
飄々と、クールにいられたら、こんなところでこんなことしてない。

そんな語らいのあと、圭くんとふたりで食べたケーキがめちゃめちゃおいしかった。
それがすべて。

ありがとうございました。

さようなら

先日お話ししたインドネシアから工場に働きにきていた3人が明日帰国するとのことで、
今日工場のみんなで送り出しました。

初めてインドネシアから受け入れた3人だったこともあり、
みんな抱き合い、涙し、感動的な別れで思わずもらい泣きしてしまいました。

悲しい感情を全部さらけ出すのは日本人同士ではなかなかできないことだなあと思った。
国も違うのでもう二度と会えないかもしれないというのもあると思うけど。

でも見ていてすごく気持ちがよく、
そしてあんまり直接ふれあうことがなかった自分もすごく悲しかった。

兄貴肌の木工担当のNさんも、3年前に初めて彼らがインドネシアから
きた時のことを思い出して泣かずにはおれんかったらしい。

「特に初めてきた3人やからなあ、長男みたいなもんでかわいがったから悲しいよ。
でも来年出て行くやつらはだいぶ慣れてきっともう笑って送り出せる。」

なんていいよったけど、きっと来年も泣くんやろうなあNさん。
いい日に立ち会えてよかった。

さて自分のことはというと、8月に立て続けに二つの展示会の話をもらい、準備に追われています。
正直なところ、もう少し段階的に仕事を進めていきたかったけど、いいチャンスと思うので頑張ろう。

ただこれまで注文いただいている分、もうちょっと時間がかかってしまいます。
申し訳ないですが、整理して進めていきます。もうしばらくお待ちください。

家の方もようやくちゃんとした暮らしができるようになった。長かった。
まだまだやることたくさんあるけど。

詳しくはこちら↓
我が家、土禁です。 | Divadlo501